ルピシアだより 2014年5月号
チェック
新茶真っ盛り 九州の新茶

新茶前線が九州へついに到達。産地の個性が表れた摘みたて新茶を、いち早くお届けします。

日本茶の縮図、九州
 温暖な気候に恵まれた九州は、昔からお茶の生産が盛んで、九州7県で全国のお茶生産量の約4割を占め、産地によって風味は様々です。かつて中国から伝わった釜炒り茶や玉緑茶を作る佐賀、長崎、熊本、宮崎。高級玉露で全国的にも有名な福岡。広大な茶園で煎茶を生産する鹿児島。その多様さはまさに「日本茶の縮図」と言えます。

全国2位のお茶産地、鹿児島
 輝く太陽と肥沃な土壌に恵まれる九州最大のお茶処・鹿児島は、静岡に次いで全国2位の生産量を誇ります。中でも知覧は、上質なお茶を栽培する地域として、品評会で連続受賞したこともある有名産地です。見渡す限りに広がる大茶園で摘まれる茶葉は、さわやかな香りと甘みが特徴です。

今年の一押し、玉緑茶とは?
 九州のいくつかの産地で作られている玉緑茶。そのルーツは、約500年前に中国から伝わった釜炒り茶にあります。この釜炒り製法に、京都・宇治で開発された蒸し製法が組み合わさり誕生したのが玉緑茶です。
 今回、代表産地の五島と嬉野に加え、知覧から珍しい深蒸しの玉緑茶が届きました。産地による風味の違いをお楽しみください。
 【 玉緑茶の特徴 】

くりっと丸まった勾玉形の茶葉 普通の煎茶と異なり、細長く整える工程(精揉)が無いため/渋みが少なくすっきり飲める お菓子やお食事にもよく合う/茶葉がゆっくりと開くので3煎まで楽しめる 2煎、3煎と変化していく味わい

甘みが魅力の深蒸し玉緑茶

甘み濃厚な「さえみどり」品種をじっくり深蒸ししたこだわりの新茶。きれいな緑の水色です。

香ばしい味わいは毎日のお茶にも

長崎の西方100kmに浮かぶ大小140余りの島々からなる五島列島。古くから自家用にお茶が作られていました。その新茶は香ばしくほっと落ち着く味わいです。

すっきりとした味わいが際立つ

霧深い山々に囲まれ、温泉地としても有名な嬉野は、玉緑茶の国内最大の産地。名人が仕上げたこだわりの新茶は、渋みの少ないすっきりとした味わいです。

※旬のお茶は産地直接買い付け・直送品のため、発売時期などが変更になる場合がございます。
 あらかじめご了承ください。茶葉写真は参考イメージです。
※通信販売にて、新茶を含む商品をご購入の場合、発売日以降にまとめてのお届けとなりますので、ご注意ください。