ルピシア パリ店にて
「違うなぁ」
パリ初日、お客様への実演前にパリの水に合うか、釜炒りしたお茶の試飲をした時の興梠さんの第一声。どうしても味わいが日本で飲むのと違ったのです。
「パリのお客様は時間をかけ納得されて買われます。そのためにも、パリの水に合うお茶が必要と感じました。日本と異なる水に合うよう調整を重ねる、水と戦う実演でした。実演を通してお客様と接する中で、これだ! という味わいにたどり着きました」釜炒りしたお茶は、小さなお子様からご年配の方まで好評でした。釜炒りの香りはパリの方々にとっても心地よさを感じていただけたようで、リラックスタイムに飲みたいという声を多くいただきました。自然そのままの土壌を生かす無農薬栽培という、興梠さんのお茶に対する姿勢も高い関心を集めていました。