ルピシアだより 2016年2月号
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バレンタインティー 〜スパイス × ティーで特別な一杯〜 バレンタインティー 〜スパイス × ティーで特別な一杯〜

2月14日はバレンタインデー。チョコレートもいいけれど、今年はスパイスを入れてアレンジしたお茶を「バレンタインティー」として楽しんでみませんか。

スパイスを入れてリッチなお茶に

スパイスは昔から「惚れ薬」として使われるなど、人を魅了する不思議な力があると信じられていました。そこで、ルピシアは今年、スパイスの入ったお茶をバレンタインデーに楽しむお茶=「バレンタインティー」としてご提案。誰かと一緒に、自分へのご褒美に、スパイスティーでお茶の時間を楽しんでみてはいかがでしょう。

スパイスは「刺激的なもの」というイメージが強いですが、その定義は世界的にみるともっと幅広く、食材などに用いられる香りのある植物全般を指します。またクローブやシナモン、チョコレート(カカオ)などは前述の通り惚れ薬としても重宝されました。例えば、古代エジプトの女王クレオパトラは、さまざまなスパイスの魅惑的な香りで、多くの男性を虜にしたと言われています。

中世になると、スパイスはお茶と同様に東西をつなぐ交易路シルクロードや航路を通じて世界各地に広まり、ヨーロッパの特権階級の人々に愛されました。コショウなどは金といった貴金属に匹敵する価値があったそうです。ちなみに、ルピシアのロゴマーク「らくだと王子」は、お茶やスパイスなど世界中のおいしいものを求めてシルクロードを旅している様子を表しています。

そんなお茶とスパイスは現代の私たちにとっても、暮らしに彩りを与えてくれる心地よい組み合わせです。かつては限られた人たちだけの贅沢品だったスパイスを使ったお茶を、バレンタインデーにじっくり味わってみませんか。

スパイスティーを作るコツ

スパイス入りのお茶は、意外と簡単に手作りできます。シナモンやコショウなどお好みのスパイスをざっくり砕き、手鍋で少量の水、茶葉と一緒に蒸らすだけ。上品な風味に仕上げるには、スパイスをあまり細かく砕きすぎないのがポイントです。ミルで挽く場合は、少量ずつ風味を確かめながらバランスを見ましょう。

ストレートの場合、スパイスの量はお茶の風味を引き出すために少しの量で試すのが失敗しないコツ。シナモンスティックは、飲む直前にカップで数回出し入れするだけでも十分です。

スパイスティーに牛乳や砂糖を加える場合は、濃いめに抽出させたお茶で作るのがポイント。牛乳を入れる時、気を付けなければいけないのはそのタイミングです。牛乳に直接乾いた茶葉を入れると牛乳の成分が茶葉を包み、十分に紅茶の成分が浸出されなくなってしまいます。まず濃いお茶を作ってから、牛乳を入れて煮込むのがおいしく仕上げるポイントです。