ダージリン春摘み 2010現地レポート

(2) シンブーリ茶園を訪ねて

お茶との出合いは一期一会。ことにダージリンでは強く感じます。

シーズン真っ盛りとなると、工場ではフル稼働でお茶が作られます。そして出来上がったお茶は毎日、いや一刻を争うように、世界のダージリンファンへの手元へと旅立っていくのです。そうなると、テイスティングと買い付けはタイミングも大切。

訪れたのは、毎年、花束のような馥郁たる香りの春摘み紅茶を作るシンブーリ茶園。
関係者との和やかな挨拶が終わるとテイスティングルームに通されました。テイスティングルームはどの茶園もそうですが北向きで白いタイル張り。日光の影響をできるだけ受けずにお茶の色を正確に判断できるようにするためです。
白い空間の中で沢山のサンプルの中から、色、概観、味わいなどをチェックします。室内はお茶をすする音だけが響きわたり、茶園の方々の視線が痛いほどむけられ緊張感が高まります。



驚くほど大ぶりの茶葉、美しい新芽、花々の香りの余韻がいつまでもいつまでも続く逸品に目が留まりました。
「これは!」と表情に出ていたのかもしれません。
「それは、スーパーファインさ」マネージャーのMantri氏から声がかかりました。
「二度焙煎して烏龍茶のように仕上げてみたのさ。そうすることで香りがより高く余韻が長くなる。茶葉の見た目と香りにこだわって行き着いたのがこのスーパーファインさ。新しいタイプのお茶だよ」
この進化したスーパーファインのテイスティングは、伺ったところ私達が一番乗りだったようです。

テイスティングルームでめまぐるしくお茶の行き先が決まる現実を見ると、訪問日が一日でも数時間でも違えば、この素晴らしいお茶に出合えなかったかもしれないことを感じます。そして、このご縁に感謝せずにはいられません。

「シンブーリ・スーパーファイン」は今年の春摘みの中で一押しのお茶になりました。
シンブーリ茶園マネージャー Mantri氏のインタビュー
買い付けたシンブーリ茶園のお茶
今年は最高の当たり年!ダージリン・ファーストフラッシュ 到着!