ルピシアだより 〜お気に入りのお茶見つけよう!
5月号 May 2008
Vol.148
2008年4月25日〜5月22日
※掲載商品は上記期間中にお申し込みください
Vol.148
2008年4月25日〜5月22日
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新茶シーズン真っ盛り!
-Celebrate the Beginning of Tea Season-
時は五月。新緑まぶしい山間に、夏も近づく八十八夜…と茶摘みの歌が響きます。あと三日で立夏を迎える「八十八夜」は、立春から数えて八十八日目を指す日本独自の雑節(今年は5月1日)。日本で新茶の茶摘みが始まるこの季節、世界各国からも今年一番、摘みたてのお茶がどんどん届きます。今回は、今だけの旬のお茶の魅力をたっぷりとご紹介いたします。
特集:新茶シーズン、真っ盛り! 世界の新茶が続々到着 - Celebrate the Beginning of Tea Season
今年の日本は寒さが長引きましたが、インド・ダージリンもこの冬は寒さが厳しかったようです。今年に入ってダージリン地方には3度も雪が降りました。これは8年ぶりのことだそう。現地に「ファーストフラッシュはどう?」と聞いても、「まだ寒くて摘んでいないよ。今年は10日ほど遅れそうだ」という返事。
茶摘みの遅れは、天候のせいばかりではありません。毎年、インドでは3月中旬にHOLI(ホーリー)というお祭りがあります。3月の満月の夜、春の訪れを祝うこの祭りは「カラーフェスティバル」とも呼ばれ、誰彼構わず色のついた粉をぶっかけあう熱狂的な趣向も。ダージリンの茶摘みはこのHOLIと密接な関係があり、祭りが終わると本格的な茶摘みが始まります。今年のHOLIは3月21日と例年より少し遅く、茶摘みのスタートもゆっくりでした。
皆様にお届けするお茶がなかなか見つからず、テイスティングチームはやきもきしていました。それでも3月の半ばを過ぎてからダージリンに恵みの雨が降り、気温はぐんぐん上がったようです。新芽も一斉に芽吹いたのか、良質なサンプルが次々と届きはじめ、ほっと胸を撫で下ろしたのです。
ピンク色の桜前線の後を追いかけるように、新緑の新茶前線が日本列島を南からぐんぐん北上中です。生育の早い「くりたわせ」や「ゆたかみどり」などの早生(わせ)品種を栽培している沖縄や鹿児島など、南国の産地では、八十八夜を待たずに早くも3月後半から茶摘みがはじまります。柔らかな新芽が一斉に芽吹いた茶畑は、この国の美しさを代表する風景です。やがて鯉のぼりが青空に泳ぐ頃、茶摘みのピークは静岡、埼玉へ。
茶葉を発酵(酸化)させてつくる紅茶や烏龍茶と違い、摘みたての新芽を蒸して発酵を止める日本の煎茶は鮮度が肝心。届きたての旬の新茶は風味も飲み口も格別です。今年は1月、2月がしっかりと寒かったおかげで、茶葉にゆっくり栄養分を蓄えた高品質なお茶が揃いました。
市場に出回る日本茶の8割近くを占めるのは「やぶきた」品種ですが、色々な品種を飲み較べてみるのも、この時期ならではの楽しみ。近年は多様な品種や製法に挑戦し、個性的なお茶づくりに取り組む生産者も増えています。
茶摘み風景は初夏の風物詩, 大切に育てた茶葉もまもなく摘み頃
セイロンの正式国名スリランカは「光り輝く島」の意味。ルビーやサファイアなどの宝石が豊富で、一年中島のどこかでお茶が摘まれています。熱帯の陽を浴びて輝く茶畑と陽気な茶摘み娘は、この島のもうひとつの宝石です。
標高の高い産地では、中央山脈の西側と東側で旬の時期が反転します。西側の代表産地ヌワラエリヤとディンブーラで旬を迎えるのは1〜3月の季節風が吹く頃。日本にも旬ならではの清涼感ある飲み口のお茶が届きました。
ディンブーラの茶園のバックに名峰アダムスピーク, 「今日の成果」摘んだ茶葉を計量する
台湾も今年は寒く、雨の多い冬でした。1月には2週間以上晴れ間の見えない日が続いたことも。春の初め、街のあちこちには「春」の文字が逆さに貼られます。「倒(逆さ)」と「到(やって来る)」は同じ「ダオ」と発音することから、文字を逆さに貼ってその訪れを祝うのです。
3月中旬、ようやく20℃を超える日が出てくる頃に、わずかに摘まれる初物が「早春茶」と呼ばれる貴重なお茶。寒さが長く続いた今年は、本格的な春茶のシーズンに備えて無理に摘まない農家が多かったようです。
名間の茶畑はヤシの木が生えて南国風景, 摘みたてのやわらかな新芽
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