Vol.8 東西を結ぶ小さな庭園 ヘレンド ハーブガーデン
英国のノーベル賞作家R・キップリング(1865〜1936)に「東は東、西は西、両者は決して出会わない」という言葉がある。しかし、彼が現代のヨーロッパやアジアを旅したら何を感じるだろう? そこにあるのはすべての分野にわたる東西の文化的な融合であり、この状況は今後ますます加速するだろう。
ハンガリーの約95%を占めるマジャル人は、アジアとヨーロッパの境界、ウラル山脈の遊牧民が起源だという。その首都ブダペストの南西約120kmに位置するヘレンド村に1826年創立したヘレンド窯は、中国や欧州各地の陶磁器修復工房として地盤を固め、やがて自社ブランドでの製品を発表。1851年のロンドン万博や1867年のパリ万博で高い評価を受け、ヴィクトリア女王をはじめ名だたる王族、貴族を顧客とする高級磁器工房としての立場を築きあげた。
ヘレンドの製品の最大の特徴は、磁器の白さと芸術的な造形の融合にある。そしてそれを支えているのが職人たちの技術。絵付けならば、西洋の写生画、ペルシャの細密画、そして中国・景徳鎮や日本・有田などに源を発する、東西のテクニックが大切に伝承されている。
このハーブガーデンは、ヘレンド特有の白い肌を生かし、シンプルで飽きのこない装飾をほどこした最新シリーズ。かつて東洋と西洋を結んだハーブや花々をテーマにした美しい茶器で、ゆっくりお茶を楽しんでみてはいかがだろう?
■ ヘレンドの造形について
本来、土と炎と職人の手による、気が遠くなるような細かい作業、手仕事の集積として作り出される磁器。
しかし、19世紀から20世紀にかけて、フランスやドイツ、英国やイタリア、そして中国や日本を含む多くの磁器の工房は、生産コストや技術の発達により、工業生産品として大量生産を開始した。
ヘレンドはその時代に逆らうように、高度な技術を持つ職人の技術によってブランドを維持。粘土で形をつくるポターと、東洋、中近東、西洋のパターンを知り尽くしたペインターによる匠の技は、ドイツ式の徒弟制度によって世代を超えて伝承。その結果、他のブランドの追従を許さない、高い品質の製品を安定して生産できる、世界最高の工房として知られている。
また、茶器や食器だけではなく、陶器製のアクセサリーや毎年発表される干支の動物をモチーフとしたシリーズなどの置物やフィギアなども発表。世界中のファンやコレクターから愛されている。
■ ハーブガーデンについて
2008年にラインナップが完成した最新シリーズであるハーブガーデン。ヘレンド自慢の緻密で繊細な造形と、職人による細かい手仕事のクオリティはそのまま、自然な印象の白い肌は、明るい印象で、朝や昼間などの自然な光によく映える逸品。ぜひとも朝食やランチタイム、午後のティータイムなどに、すこしだけ贅沢な、普段使いの茶器にしていただくと、その魅力が理解できる。

ティーカップのソーサーに描かれたハーブの数々。転写紙などの印刷とは異なる、微妙な筆のタッチは、使う人の心を豊かにしてくれる。
自由が丘本店・ルピシアティースクール特別企画 「ヘレンドで楽しむ ランチレッスン」
| 日時 : | 10月8日(水)、10月15日(水) 各日10:30〜12:00 |
|---|---|
| 参加費 : | 3,500円 (お食事・お茶代込み) |
伝統的なヘレンドの名茶器で極上のお茶を楽しむランチレッスン。お茶と器にまつわるストーリーをご紹介した後、旬の食材を使ったランチをご堪能いただきます。
【ルピシアティースクール:0120-95-3699 (平日10:30〜18:30)】















![[通販限定]お茶とお菓子で、たのしい夏の午後を。](/images/new_arrival_p6.jpg)





