ルピシアだより 2018年6月号
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新茶を楽しむ 新茶を楽しむ

5月初めの「八十八夜」も過ぎ、日本全国で茶摘みが最盛期を迎えました。今月号は、全国の名産地から届いたバラエティー豊かな新茶をご紹介します。

ルピシアでは創業以来、製法(作り方)、茶樹の品種、産地の特色に注目して上質な新茶をご紹介してきました。というのも、この3つ(製法、品種、産地)が、お茶の個性に大きく関わるからです。

一口に新茶といっても、その味わいは様々。どれを選べばいいかわからないという方は、まずはこの3つに着目してみると、好みのお茶が探しやすくなりますよ。

1.「製法」で選ぶ

日本茶(緑茶)は、摘みたての生葉をすぐに加熱することで、酸化発酵の働きを止めて作られます。加熱方法の違いで、「蒸し製」と「釜炒り製」に分かれますが、現在の日本茶の約99%は蒸し製。数十秒から3分程度のわずかな蒸し時間の違いで、驚くほど風味が変わるのが日本茶ならではの面白いところです。

玉露 浅蒸し・普通蒸し 煎茶 中蒸し・深蒸し 煎茶 釜炒り茶 水色とは
浅蒸し・深蒸し、あなたはどちら派? 「幻」の釜炒り茶

2.「品種」で選ぶ

お米に「コシヒカリ」や「あきたこまち」などの品種があるように、お茶にも様々な品種があるのをご存知でしょうか。日本で栽培されている品種の70%以上は、香りや甘み、渋みのバランスに優れた日本茶の代表品種「やぶきた」。残りの30%弱に60種類以上もの個性豊かな希少品種がひしめき合っています。

品種の個性を楽しもう

濃厚な味わい ゆたかみどり

やぶきたに次いで2番目に多い品種で、鹿児島が主な産地。濃い緑の水色、濃厚な味と甘みが特徴です。

知覧新茶 ゆたかみどり 2018 甘くて濃厚!
まろやかな味わい深蒸し煎茶
知覧新茶 ゆたかみどり 2018 サツマイモを思わせるほっこりした甘みが人気の知覧新茶。深蒸し製法による、まろやかな味わい。 【完売御礼】

もぎたて葡萄の香り 香寿(こうじゅ)

静岡・本山(ほんやま)の生産者・高橋達次さんが独自に育成した未登録品種。みずみずしい葡萄のような香りが特徴。

本山釜炒り茶 香寿(こうじゅ) 世界が驚く
唯一無二の香り釜炒り茶
本山釜炒り茶 香寿(こうじゅ) 世界でも類を見ない、みずみずしい葡萄のような香りが特徴です。 【完売御礼】

3.「産地」で選ぶ

日本茶の味や香りは、茶樹が育った気候や土壌、標高によっても異なります。

産地によって、多く栽培されている品種や製法にも特徴があります。各産地の特徴は日本新茶 特集ページで詳しくご紹介していますので、ご覧ください。

産地から選ぶ
日本新茶 2018

4.好みの新茶を見つけよう!

今年の新茶を、香りと味わいで分類しました。お気に入り探しの参考にどうぞ。

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