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「お茶の時間は自分だけの贅沢です」 廣瀬俊朗さん 「お茶の時間は自分だけの贅沢です」 廣瀬俊朗さん

元ラグビー日本代表キャプテンで、近年は多数のメディア出演のほか、起業家としても活動の幅を広げている廣瀬俊朗さん。その多忙な日々を支える廣瀬さんのティーライフとは――。

愛用のマグカップとともに

1月某日、取材のためにルピシア自由が丘本店を訪ねてくださった廣瀬さん。テーブルに着くなり、おもむろにバッグから取り出したのは、なんとご自宅で愛用しているというマグカップ。お茶の取材と聞いて、わざわざ持ってきてくださったのでした!

「友人からのプレゼントなんです。いつも使っているので、結構茶渋も付いてしまっているんですが(笑)」

そう話しながら、大事そうに両手で包み込んだマグカップには、可愛らしいラグビーのモチーフが描かれています。

「お茶っていいですよね。お茶を飲んで、はぁーっとひと息つくのがすごく好きで。こんな風にきれいなデザインのカップで飲むと、本当にほっとします」

子供が寝ていたらチャンス

廣瀬さんが普段よく飲んでいるのは紅茶。ティーバッグではなく、茶葉からいれるのが好きで、ご自宅にはダージリン、アッサム、フレーバーと、いつも3種程度の茶葉をストックしているといいます。

「休みの日の朝、ジムから帰ってまだ子供が寝ていたらチャンス。自分だけの時間だぞと思って紅茶をいれるんです。忙しいとなかなかできないので、とても贅沢な時間だと感じますね」

紅茶好きの廣瀬さんですが、食後は緑茶を召し上がることも。やはり急須でいれるこだわり派です。ただ、緑茶を飲む機会自体は、現役時代の方が多かったとか。

「オーストラリア人のストレングス&コンディショニングコーチがいたんですが、彼が緑茶はめちゃくちゃ体にいいからと。何でお前らもっと飲まないんだって言われて(笑)。それで選手時代は、意識的に緑茶を飲むようにしていました」

  • 紅茶もコーヒーも大好きと話す廣瀬さん。「もうちょっと仕事せなあかんという時はコーヒーを、よりリラックスを求めたい時には紅茶を選んでいる気がします」

茶道とラグビーの共通点

引退後、廣瀬さんは以前から興味があったという茶道を初めて体験しました。

「試合で海外に行くたびに、『日本らしさって何?』とすごく聞かれるんです。だから海外の方に日本をお伝えする上でも、念願だった茶道をようやく体験できたのは良かったですね」

廣瀬さんが茶道から学んだのは、相手を敬うことの大切さ。茶道では、隣の人に「お先に」と挨拶してからお茶をいただくなど、相手への思いやりが尊重されます。これは「ノーサイドの精神」に代表されるように、対戦相手や仲間、審判、観客などあらゆる人へのリスペクトを忘れないラグビーの基本にも通じるものだったと廣瀬さんは話します。

ルピシアで台湾茶を初体験

今回取材を行った自由が丘本店は、常時300種以上のお茶を揃えるルピシアの旗艦店です。せっかくの機会なので、ここは驚きの体験で今まで以上に廣瀬さんをお茶のとりこにしたいところ。聞けば、「烏龍茶はあまり好きではなく、ほとんど飲んだことがない」とのこと。ならば今日はそのイメージを覆すチャンスというわけで、台湾烏龍茶を召し上がっていただくことにしました。

台湾茶のおいしさを存分に引き出すため、スタッフが工夫茶器で丁寧にいれていきます。初めて見たという工夫茶器の使い方にも、廣瀬さんは興味津々。お茶がはいったので、早速、聞香杯でお茶の香りを楽しんでいただくと……。「ああ〜、すごい! 本当にいい匂い。飲んでないのに、飲んでいるみたいな気分です」と早くも大興奮の様子です。

烏龍茶というと、ペットボトルの茶色い烏龍茶をイメージしますが、台湾烏龍茶は淡い緑色。廣瀬さんは、このお茶の色にも大きな衝撃を受けたようでした。さて、初めて飲む台湾茶のお味はいかがでしょう?

「おいしい! 今まで飲んでいた烏龍茶と全然違う(笑)。渋みがなくて、すっごくおいしいです!!」

  • どのお茶を試飲しようかと店内を色々と散策した結果、台湾茶を試飲することに決定。
  • 初めて見る工夫茶器の使い方に興味津々の廣瀬さん。
  • 初めての聞香杯。「使い方、これで合ってます?」と、ちょっぴり恥ずかしそう。
  • 烏龍茶といっても茶色ではなく、淡い緑色をしています。

SDGs時代にこそ台湾茶を

すっかり台湾茶に魅了された廣瀬さん。味や香りもさることながら、最も強く興味を引いたのが「何煎も飲める」という点でした。

私たちルピシアのスタッフの間では、1回分の茶葉で5〜6煎味わった後、水を注いで冷蔵庫に一晩置いて、翌朝は水出しアイスティーとして楽しむのが定番です。そんなスタッフおすすめの楽しみ方を取材班が紹介すると、廣瀬さんは目から鱗といった表情で、こう返してくださったのです。

「へ〜、それはすごい。台湾茶ってエコやないですか! まさにSDGs(持続可能な開発目標)の時代に合っていて面白いです」

初めて体験した台湾茶で、こんな感想を抱いてくださったことに、取材班は思わずびっくり。そう、ペットボトルのお茶を買って飲むより、自分で茶葉からいれて何煎も楽しむ方が、地球環境にもやさしいのです!

現役引退後は起業家に転身した廣瀬さん。起業家として日々、様々な社会的課題の解決にアンテナを張っているのでしょう。取材を通じて、そんな廣瀬さんならではの視点や問題意識が垣間見えた気がしました。

  • ころんと丸まっていた茶葉が開いていく様子にもびっくり。
  • 何煎も飲める台湾茶の力強さにしみじみ驚く廣瀬さん。
旬の台湾烏龍茶