宇治田原 湯屋谷新茶 やぶきた 2025 Ujitawara Yuyadani Yabukita 2025

宇治茶ならではの気品ある滋味、奥深い風味を楽しむ。

京都・宇治田原の澄んだ水に恵まれた山間で、自然や土壌の声に寄り添いながら育った旨みの深さが際立つ逸品。

【産地情報】
日本の茶文化を牽引してきた歴史と伝統を誇る産地、京都・宇治。
このお茶は宇治田原町の中でも限られた地、日本緑茶発祥の地といわれる湯屋谷（ゆやだに）で育てられた新茶です。
湯屋谷は日本緑茶の製法の礎「青製煎茶製法」を編み出した永谷宗円出生の地であり、「宇治茶」の最大産地、京都府相楽郡（そうらくぐん）和束(わづか)町と隣接している名産地です。
木々に囲まれた山間で大切に育てられた新茶の味わいは、キリッとした飲み口と宇治茶ならではの爽やかな甘み、後に残る上質な余韻がしっかりと感じられます。
またこちらの新茶は、玉露（被覆栽培）の育成が中心の地域では珍しい「露地栽培」で育成しており、湯屋谷の自然と季節の変化、綺麗な水源の恵みで育てられた「今年の味わい」が楽しめます。

※永谷宗円
江戸時代（1738年）に現在主流となっている日本緑茶の製茶方法を生み出した人物です。
※「青製煎茶製法」
青製煎茶製法（あおせいせんちゃせいほう）とは、茶葉を蒸した後に、数段階にわたって揉みながら乾燥させることで、鮮やかな緑色と豊かな味わいを持つ煎茶を製造する方法です。江戸時代に永谷宗円が開発し、現在の日本緑茶の基礎を築きました。当時、茶葉を茹でてから乾かす「黒製」が一般では飲まれていましたが、「青製」の登場により、鮮やかな緑色で味や見た目も優れた煎茶が広く出回るようになりました。

【仕上げ】浅蒸し