伝統産地龍潭を代表する名手、鍾承泰による東方美人の最上級品。花香と蜜香、甘みとコクがまろやかに調和する銘茶。

19世紀後半に誕生した、世界的に有名な烏龍茶の銘茶、東方美人。
その歴史的主要生産地として知られる桃竹苗（桃園・新竹・苗栗）エリアの中でも、桃園市南西部・龍潭（ロンタン）の丘陵地帯に広がる大北坑茶区は、高品質な茶葉の栽培で有名です。
標高300〜400mの水はけのよい丘陵地で、夏の時期には朝霧が発生、午後には雲が立ち込めることが多く、昼夜の気温差があり、お茶栽培に最適な条件です。また、周辺一帯は風が強く、湿度は高いものの通気性が良く、ウンカにとって好ましい環境であるといわれています。
幼少期から茶園で育ち製茶を学んだ鍾承泰（ツォン チェンタイ）さんは3代目にあたり、主に東方美人と小葉種の紅茶を手掛け、近年は「雪美人」と名付けられた白茶の製造も行っています。
2019年に最年少で全国東方美人茶コンテストの頭等奨を獲得。その後、約1年半、製茶の勉強のために中国へ留学し2022年に帰国。以降、わずか数年の間に、全国茶葉技術競技や品評会などで、特等奨や頭等奨をはじめ、多数の受賞歴を誇ります。2025年も東方美人茶の品評会で特等奨と頭等奨を連続受賞するなど、龍潭のみならず台湾を代表する若き名茶師として知られています。
一芯二葉の美しさにこだわり、茶葉はすべて手摘みで収穫。有機肥料を使用するなど、環境にやさしい茶栽培を心がけています。