野菜辞典

人びとの毎日の健康や美容を支える野菜や植物たち。ここでは、健康野菜茶7つの素材について、その魅力や秘密をご紹介します。

北インド原産で必須アミノ酸全種をはじめ、ビタミン、ミネラルなど90種類以上の栄養素を含む、別名「奇跡の木」と呼ばれる注目のハーブ。

モリンガに含まれる多種多様な栄養素が体調を整え、本来もっている基礎免疫力や自然治癒力を向上させる事が期待されます。

10世紀以前に中国から薬草として伝来。食用にしているのは世界でも珍しく、日本と韓国、台湾など一部のみです。

主成分は炭水化物で、その大部分が食物繊維。水溶性のイヌリン、不溶性のリグニンなど、様々な種類の食物繊維を含みます。

メキシコ・南米では紀元前5000年頃から栽培されていると言われているとうもろこし。

主成分はでんぷんで、たんぱく質、脂質、糖質をバランスよく含み、カリウム、リン、鉄分などのミネラルや食物繊維なども含む栄養価の高い穀物です。

玉ねぎは、古代エジプト時代に労働者に配給されたり、ローマ時代に軍人に支給されていたりと、古くから滋養強壮の野菜として利用されてきました。

エネルギー源となる糖質を多く含みますが、抗酸化作用のある成分ケルセチンも豊富です。

原産は中国北部から朝鮮半島とされ、日本でも古くから蚕のエサとして利用されてきました。最近では健康に役立つ成分を含むことが知られ、健康茶を目的にした栽培も増加。

カルシウム、鉄分、カリウムなどのミネラルやビタミン類、食物繊維などを含みます。

中国の山岳地帯を原産とする韃靼そば。普通のそばに比べて苦みが強いため、苦そばとも呼ばれています。

ビタミン・ミネラルを多く含むほか、抗酸化作用のある成分ルチンが豊富です。

中国、東南アジアを原産とするはと麦。ハトが好んでその実を食べることからこの名がつきました。

タンパク質や食物繊維、カルシウム、鉄分、ビタミンなどを含むため、昔から滋養によい穀物として知られています。

中国・明代(1368〜1644年)に杜仲という人が、薬木の煎じ液を飲んだところ、病気が治ったという伝説が名前の由来となっています。

杜仲の葉は、ちぎるとネバネバした液体(グッタペルカ)が出てきますが、これが健康維持に役立つ成分と言われています。